2021年11月11日に亡くなられた瀬戸内寂聴さん。
数々の深いい恋愛名言を残されています。
今回の記事では、瀬戸内寂聴さん恋愛名言とまつわる深いいエピソードを紹介します。
瀬戸内寂聴の深いい!恋愛名言集。
男女の間では、憎しみは愛の裏返しです。嫉妬もまた愛のバロメーターです
恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。
どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。
たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。
ことの善し悪しはでは推し量ることのできない。
理屈ではどうにもならない人間ゆえの生き様を体感してきた瀬戸内寂聴さんだからこそ人に響く名言がたくさん残せたのかもしれませんね。
瀬戸内寂聴が恋愛名言の一文を取り下げた深いいエピソード
無性愛者の存在を瀬戸内寂聴さんが認知したことで、抗議の内容に対し理解を示したから。
去年の冬、AERAの記事で瀬戸内寂聴さんが書いた「不倫でもいいから恋愛すべき」という記事内の「愛した人が一人もいないなんて生まれてこない方がいい」という一節について、アセクシャルの立場から抗議のメールを送ったんですよね。そしたら本当に驚いた事にAERAが瀬戸内さんに確認を取ってくれて
それで瀬戸内さんが私の抗議を最もだと納得したという事で、記事からその一文を削除したんですよ。 御年98歳で、多分生涯想定もしてこなかった無性愛者の存在を考えてくれたんだな〜という事。 あとこの時抗議とはいえすごく丁寧に文章を書いたので、言葉を尽くして伝わったという実感もありました。
アセクシャル(エイセクシャル)とは?「他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱けないセクシャリティのこと」
アセクシャルはセクシャルマイノリティの中でも、まだまだ認知の進んでいないセクシャルです。
数々の恋愛名言を残されてきた瀬戸内寂聴さんもご存知なかったのかもしれません。
抗議の声に耳を傾け、真摯に対応されたことが本当に素晴らしいと思います。
この件が起きたのは2020年の10月頃だったので、瀬戸内寂聴さんは当時98歳。
98歳で「無性愛者という人たちがこの世にいること」を知り、受け入れ、自身の発言が不適切であったことを認めて、取り下げた瀬戸内寂聴さんの行動が「深いい話」としてSNSでも広がりを見せたんですね。
瀬戸内寂聴さんのように、自分とは違う価値観を持つ相手を受け入れ尊重できる人が世の中に増えていってほしいと願います。