2025年3月に、北海道釧路市の小学校で、教室を走りまわる男児2名の頭を叩いたとして、男性教師が懲戒処分を受けました。
この懲戒処分について、いろいろな声が上がっています。
この記事では、
- 北海道の小学校教師が男児を叩いて懲戒処分についてSNSの反応
- どこからが体罰なの?
- 他の事案との比較考察
北海道の小学校教師が男児を叩いて懲戒処分についてSNSの反応
小学校教師が、男児を叩いて懲戒処分になったことについてSNSの反応をみてみましょう。
小学校男児を指導するために、頭を叩いたことに対して、”懲戒処分は重い”という意見が多いですね。
体罰はいけないことですが、ルールを守らない生徒に対して、どう接するのがよいのか難しいところがあります。
どこからが体罰なの?

近年、体罰について特にきびしくなっているなと感じています。
学校教育法に、体罰は禁止とされており、①体罰 ②懲戒処分 ③正当な行為と3つに分けられているようです。
①体罰

体罰は、ほんとうに殴る蹴るのような暴力のことを指しますね!
病院に行くような大きなケガにつながる行為だったり、トラウマになるような精神的な苦痛を強いられる行為なので、絶対にあってはならない行為です!
②懲戒処分

懲戒処分に該当することは、肉体的苦痛を伴わないものなので、精神的にダメージのあるようなことが多いです。
これは、生徒に居残りさせたり、当番や課題を追加でやらせたりといったことのようですね。
真面目な生徒にわざと居残りさせたり課題をやらせるのは、悪意がありますが、言うことの聞かない生徒に対しての指導ならしょうがないとも思えるし、難しいところではあります。
どんな生徒でも、守られているということですね。
今回は、②懲戒処分に該当したということになります。
③正当な行為

正当な行為としては、他の生徒の迷惑になるため、仕方がなく手を出したようなことが多いです。
あくまで静止という形で腕をつかんだり抑えたりということですね。
今回の件は、2人の男児生徒が走って飛び出したということなので、他の生徒にぶつかる可能性もあり、正当な行為にあたるところもありますね。
ただ、叩いてしまったことが問題だったのかもしれません。
他の事案との比較考察
北海道で、この男性教諭と同じく懲戒処分を受けた案件の一覧がありました。

事案概要をみると、ケガを負わせたこと(全治3週間~3カ月)や、精神的に苦痛を与えるようなことをした事例で懲戒処分されるのも納得の事案のように思えます。
しかし、今回話題になった事案は、先生の指導中に飛び出して指導するために手が出てしまったということ。
ほかの事案とは、異なるように思えます。
たしかに頭を叩くというのはよくないことですが、懲戒処分となってしまうには、あまりにも重い処分です。
先生たちもこういった生徒にどう接していけばいいのか、難しいですね。
家庭での教育が、本当に大事になってくるのでしょうね。
まとめ
この記事についてまとめます。
- 北海道の小学校教師が男児を叩いて懲戒処分についてSNSの反応は厳しい処分という意見が多い
- 学校教育法には体罰、懲戒処分、正当な行為の3つに分類される
- 今回のケースは頭を叩いたから懲戒処分となった
今の時代、親も子供に手をあげてはいけないことになっています。
子供によるとは思いますが、手を挙げてはいけないのはもちろんですが、口で言ってもいうことを聞けない子もいます。
そういった子にどのように指導していくのか、学校の先生たちは難しいですね。