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なぜ起きる?高齢ドライバーによる事故が無くならない理由とは

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3月24日、静岡県浜松市で高齢ドライバーと自転車による死傷事故が発生しました。

被害に遭ったのは小学生の女の子たちです。

またしても起きてしまった悲しすぎる事故、どうして高齢ドライバーによる交通事故は無くならいのでしょうか。

高齢ドライバーの事故原因は?

高齢ドライバーは一般的には65歳以上の方を言いますが、75歳以上は免許更新時に認知機能検査が義務付けられているため、高齢ドライバーの境目が75歳となっているようです。

高齢者の方が運転をする理由としては、

  • 買い物のため

が最も多く、生活をしていくうえでは欠かせない交通手段だと言えます。

次いで、高齢者の方が運転をする理由として多いのが、

  • 通院のため

と、こちらも生きていくためには外せない用事の1つですね。

栄えている地域では車が無くても不便さはあまり感じないかもしれませんが、地方では自家用車が無くては生活が困る方も多いと思います。

便利である一方、高齢ドライバーによる事故が多いのも事実。

いったいなぜ、事故は無くならいのでしょうか?

高齢ドライバーの事故原因は主に以下の点があげられます。

  • 操作不適
  • 安全不確認
  • 内在的前方不注意
  • 外在的前方不注意
  • 判断の誤り

原因1:操作不適

操作不適は75歳以上の高齢ドライバーによる事故原因で約30%と最も多くなっています。

その内、ハンドルの誤操作が約15%を占めています。

また、ニュースでよく聞く、ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故は約8%となり75歳未満と比べて75歳以上のドライバーでは約2.5倍も発生率があがっているそうです。

脳の衰えから瞬時の判断が鈍り、慌てや焦りが起こるのが理由です。

原因2:安全不確認

安全不確認は75歳以上の高齢ドライバーによる事故原因で約23%を占めています。

一時停止や発進時、合流の際など、安全確認を十分に行わず事故を起こす例が多いようです。

長年の運転の慣れや、高齢による判断能力の低下が理由となります。

原因3:内在的前方不注意

内在的前方不注意は「漫然運転」とも言い、意識による脇見運転です。

75歳以上の高齢ドライバーによる事故原因で約21%を占めています。

ぼーっとしていた、考え事をしていたなど、心理的・生理的な要因によって前方への注意が散漫になることが理由となります。

高齢の方だけでなく、若い人でも、仕事やプライベートでの考え事をしながらの運転で事故に繋がる恐れがありますね。

原因4:外在的前方不注意

外在的前方不注意は75歳以上の高齢ドライバーによる事故原因で約8%を占めています。

信号を見落とす、車間距離を詰めてしまう、無意識のスピード超過などがあげられます。

原因5:判断の誤り

判断の誤りは75歳以上の高齢ドライバーによる事故原因で約6%を占めています。

高齢にともない脳の衰えが最もな原因で、認知能力の低下が事故の引き金にもなります。

高齢になるにつれ、判断能力が落ちてしまうのは仕方がありません。
自分は大丈夫と思っていても、万が一事故を起こしてしまう前に免許返納について考えることも、自分自身や家族のためとなります。

高齢ドライバーの過信が事故を引き起こす

人間は高齢になるにつれて身体や認知能力が低下していくものです。

その事実に反して、運転をする高齢ドライバーは自身の運転能力に自信がある割りあいが多い傾向にあるようです。

男女別・年齢別で自分の運転に自信があるかどうかのアンケートを調査した住商アビーム自動車総合研究所によると、

運転への自信は男性がより強く、かつ年代が上がるほど自信がある人の率が高い。

引用元:住商アビーム自動車総合研究所

と調査結果を発表しています。

出店元:住商アビーム自動車総合研究所

自動車は大変便利で手放せないのも分かりますが、時に人の命をも奪ってしまう凶器になることを忘れないでほしいです。

75歳以上は、免許更新時に認知機能検査が義務付けられていますが、検査の通過だけを過信せず、ある程度の年齢になったら免許の自主返納も考えるのが良いと思います。

また、高齢ドライバーの交通事故防止対策として政府が取り組みをしている、

安全運転サポート車(サポカー)経済産業省

を検討し、安全運転の支援を受けることも交通事故を減らすために有効と言えるかもしれません。

高齢ドライバーによる過去の交通事故事例

2019年4月19日、東京都池袋の交差点で横断中だった母(31)と女の子(3)に乗用車が突っ込み母子ともに亡くなる事故がありました。
乗用車を運転していたのは87歳の男性で、アクセルとブレーキを踏み間違えたことにより起きた事故です。

2024年11月11日、鹿児島県鹿児島市を走行中の乗用車が横断歩道と歩道にいた4人をはね、男性(37)が亡くなる事故がありました。
乗用車を運転していたのは84歳の女性で、こちらの事故もアクセルとブレーキを踏み間違える操作不適が原因です。

2025年3月25日、静岡県浜松市で自転車を走行中だった小学2年生の女児(8)と小学4年生の女児(10)に軽トラックが突っ込み、小学2年生の女児が亡くなる事故が起きました。
軽トラを運転していたのは78歳の男性で、ブレーキ痕は無く、事故当初はぶつかったこともあまり意識していなかった様子だったとのことです。

75歳以上が義務付けられている認知機能検査での問題が無かった人でも死傷事故を起こしている現実があります。

高齢ドライバーによる交通事故をきっかけに、免許を自主返納する高齢者も多くいたそうです。

しかし、事故が起きてからでは遅く、このような悲しい事故が起きる前に事前にできる対策を考える必要があるかと思います。

まとめ

  • 高齢ドライバーによる交通事故は高齢にともなう認知能力や判断能力の低下が原因となる。
  • 地域によっては車が無くては生活がままらない現実がある。
  • 車に頼らず生活ができるよう見直したり、安全運転サポート車(サポカー)を取り入れてみる。

交通事故は高齢者だけの問題ではもちろんありません。

どの年齢でも、車を運転する人は安全運転を意識することは言うまでもありません。

1人ひとりが安全運転を心がけ、便利で安全な毎日を送りたいです。

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